SL を見に行ったときは, 荷物を減らすためにビデオカメラだけ持って出掛けたのですが, SL 撮影をしていると三脚はやっぱりビデオ用じゃないとダメということを痛感しました.
ビデオ用三脚がスチル用三脚と違うのは,
- チルト (上下へカメラを振ること)・パン (左右にカメラを振ること) がスムースに行えるよう, 油圧で雲台が動く
- チルト・パンがスムースに行えるよう, 比較的長いパン棒を備える
- 水平出しが簡単・迅速に出来るよう, 雲台全体がロックを外して, 動かすことが出来る
といった点です. 特に一番初めの「雲台を上下左右に動かしたときにスムースに動く」というのが重要で, これをスチル用三脚で行なうのは不可能です.
ビデオ用三脚の "定番" としては,
ザハトラーとか
ヴィンテンとかが有名のようですが, 最低でも 10 万円弱というお値段では手が出ません (つーか, カメラより高いじゃん...). その程度のものをたとえ買っても, テレビで我々がふだん目にするようなスムースな動きは実現出来ず, それを望むなら, もう 1 桁上の機材が必要とか...
色々調べた結果, Libec (平和精機工業) の
TH-950DV というのがコストパフォーマンスもよく, 人気のようです. 実勢価格も \30,000 しません. 実物を見て確かめる時間も取れないままだったので, もうちょっと色々悩もうかと思っていたのですが, 年末年始の旅行に持って行くためにも, ということで TH-950DV をネットで買ってしまいました. で, 本日無事到着.
この TH-950DV, 重量は 3.7kg で, 私がスチル用に使っている QUICK-SET ハスキー 3 段と奇しくも同じ重さ. でも, 実際に持ってみるとその外観の差からか, 軽く感じます. パンの際にはどっしり三脚が据わっていて欲しいので, もうちょっと重いものでもよかったかも.
今日, 使用感を確かめるために子供を公園に連れ出して使ってみましたが, やっぱりビデオ用三脚で撮影すると全然違います :-) 上記のようにもうちょっと重くてもいいかなとか, カウンターバランス調整が 3 段階しかなくてきちんと調整出来るのか微妙だとか, 今後致命的な不満になりそうなか所もありますが, SONY HDR-HC1・Canon iVIS HV10 という, (ハイビジョンビデオカメラゆえ, お値段的には家庭用としてはそれなりのレンジではありますが) 安物カメラとのバランスを考えると, このあたりの三脚が適切なチョイスかなとも思います.
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デジタルモノ
Posted at 2006/12/04 00:15:07